サファイヤアンドロイドの夢

コンピュータルームでは、本部の幹部達が私を待ち受けていた。
私は、今日の集会のスケジュールを説明し、反対意見を言う一人一人に反論する。
幹部の半数以上が処刑には反対だ。
Mr.Dかもしれない可能性が少しでもあるうちは、殺さない方がいいという考え方だ。
私は、その意見を一笑に付した。

あの男がMr.Dだなどということは絶対に有り得ないと。
そうしてもう5千と言うアンドロイドが広場を埋め尽くしている以上、彼らの興奮を鎮めることが出来るのは、このショーを開催するか、Mr.Dが演説をするかのどちらかしかない、と。
Mr.Dが行方不明となっている今、残された道は一つしかないではないか。
私は、幹部の面々を見ながら、笑顔を浮かべた。
誰もが私に従うしかなかった。

集会は、定刻に開催された。