サファイヤアンドロイドの夢

男は上半身だけを起こす。ライラと同じ、何も着ていない身体がブランケットの下から現れる。


「どんな検査か知らねーけど……」


男はそのまま起き上がると、脱ぎ散らかしていた衣服を拾い集め始める。


「……ライラは裸で本部まで行ったのか?」


男が不思議そうに聞く。床には、男の衣服の他にライラのものも落ちていた。赤いヒールの靴すらも脱ぎ捨てたままだ。


「感極まって私の所に報告に着たんだ。」


「裸でか?」


男は脱ぎ捨てたのとは逆の順番に衣服を身につけ始める。


「おまえはMr.Dだとな。」


男は、シャツのボタンに手をかけたまま、私を見た。