え…? 見覚えが ないようなあるような… っていう人が 急に抱きついてきた。 それも思いっきり… 「あの…く…苦しい…」 「あっごめん!」 パッと離した子は 私より少し年下で 鼻が動物のように ちょんっとあって、 耳が猫耳で、 瞳が黄色に光っていた。 パッと見た時に思った。 この子…獣人だな… でも 本当に獣人って まったく 特徴とかちがうよな… この子を見てると 改めて思った。