小さな恋の虹〜キミと描く夢〜



くだらない兄弟のやり取りを見て、みんながプっと吹き出す。


「はいはい。
兄弟力を合わせて頑張ってね!」


良ちゃんがサラっとこの場をしめようとしたので、その冷たい対応にもみんなが笑った。





ひとつひとつの出来ごとが楽しかったあの頃。


悩んでる時も、みんなで話し合ってる時も、ケンカしてる時も。


その時は、本当に苦しい問題でも、今思い起こせばどれもキラキラと輝いていた。


あたし達には無駄な時間なんてなく、どの時間もとても大切で、意味のある瞬間なんだ。


一瞬一瞬が、宝で。

かけがえのない、大切な時間。