さっき書いた手紙を見せたわけじゃないのに、おばさんの口からあたしと同じ思いが出てきてちょっと驚いた。


「島を出ていったとしても、夏にはこの島に帰ってきて、これじゃなくても、浴衣を着て、またみんなで夏まつりに行けたらいいね」


また、みんなで。


うん、大丈夫だよね。


“また来年も”。


そう思っているのは、あたしだけじゃない。


他のみんなだってそう思ってるだろうし、こうやっておばさんも思ってくれてる。


島を出て3人がバラバラになっても、帰る場所は同じ。


この島は、あたし達の家だから。


ちゃんと、“また来年”はあるんだ。