なんと…興奮した美依瑠は、ムカデ下駄を蹴り飛ばした。
それを見た生徒指導の先生までもが美依瑠を落ち着かせる役になった。
「な?稲葉。…頑張ったんだろ?それを自分で壊したらもったいないぞ?」
さすがの美依瑠も、生徒指導の先生にはうなずいた。
「問題児じゃん!」
「問題児★稲葉美依瑠」
これから問題児とでも呼ぼうか。
と真剣に思った。
そして、審議の結果は………、
一組の勝利だった。
だけど、美依瑠は全然笑わなかった。
退場門を出た美依瑠を捕まえる。
「よっ、問題児!」
「うるさいっ」
良かった。
あんまり不機嫌だったら話しにくいオーラ出るからめっちゃ怖いんだよね。
「一組で良かったねー?」
「本当だよ。オイラがあんなにキレたのに、負けてたらめちゃめちゃダサいからね!?」
ははっ、と笑ってるだけで安心する。

