「まさか!!私はあなたが幸せに暮らせるように忠告してるだけよ」


「……」


軽蔑の眼差しを向けられ…


「フフッ……気をつけて?」


「……」


「これはあなたに差し上げるわ」


テーブルの上に出されたのは…


――――――――先日の写真。


「要りません」


「そう言わずに…」


彼女は蔑むように…


「ご主人に宜しくお伝えして?」


「……」


彼女はコーヒー代をテーブルに置いて店を出て行った。


私は彼女が残して行った写真を握りしめ、瞳を閉じた。




自宅に帰り…


要の帰宅を今か今かと待っている。


何て………話そう……。


やっぱり、正直が1番よね?


私……これで間違ってないんだよね?


要を信じて……いいのよね?