私は驚いて、逃げようと彼の胸を押すけど、逃げれるはずがない。 「んっ!……やめっ……」 私の抵抗をものともせず、彼は私の口の中を、舌でかき回し続けた。 私は、だんだん自分の力で立っていることが出来なくなり、崩れ落ちかけた。 だけど、彼が上手く受け止めてくれた。 それでようやく、唇が離れた。 息は乱れているし、心臓は口から出そうなぐらいバクバク言って、耳まで響いている。