生死をさまよって奇跡的に復活してから、無事に退院出来た。 もちろん、ふと思い出すと寂しくなるし、泣きたくもなる。 だけど、1人ではないことが分かったから。 倒れる前よりは、強くなれた。 そんな私は、きちんと終わらせるために、警察署へ行った。 「良かったです、そちらから来ていただいて」 馴染みの刑事さんが、笑顔で出迎えてくれた。 そして、気をきかせてか、外で話すことになった。