水色べんとう

「でも、なんだか今日は、気分が良いです」

「へえ。それはよかった」

「朝にこんなに気分が良いの、いつ以来だろう」
 
お母さんがいたときは、多分、朝は嫌いではなかったと思う。しょうがないわねえ、と優しく笑いながら私を起こしにくるあの表情が見たくて、とっくに目はさめているのに寝た振りをしたりしていた。

多分、そういうのがなくなって、無機質な目覚まし時計の音に起こされるようになってから、朝はあまり好きではなくなったんだと思う