水色べんとう

「なんです?」

「きみがよかったらなんだけど……」
 
アイガミさんは照れくさそうに笑う。

「もしよかったら、毎朝作らせてくれない?その、売買はべつとして」

「え、え?どういう意味ですか」

「感想を聞きたいんだ。まあ、試食の一種だと思って。君に、ぼくの作ったお弁当を毎日食べてもらって、その感想をもとにぼくがまた、新商品を考える」
 
どうかなあ?と言うアイガミさんの表情は不安げだった。