水色べんとう

「でも、ぼくと同じで、小学生のときだったんでしょう?お母さんがいなくなったの」
 
俳句でいうなら倒置法。アイガミさんはそう言うと、私の瞳を覗きこむようにして見た。大きくてきれいな、薄茶色の瞳。