水色べんとう

中学に入ると、協調性というものが必要とされた。
 
小学校のときあんなに謳われていた「自由にのびのび」育てるという大人たちの教育目標はどこへやら。中学の先生たちはみんな、「我慢しなさい」か「仕方ない」しか言わなかった。多分、それを言うために生みだされたロボットなのだろう。
 
あたしは、あたしを捨てた。
 
いつもつまらなそうな顔ばかりするのをやめようと思った。無理にでも笑おうと思った。そうしないと、周りから引き離されていく。