水色べんとう

世界がつまらないと感じ始めたのは、なんと幼稚園年長の頃からだった。
 
その頃のあたしは、外でお砂場遊びもしなければ、ママゴトもしない。お絵かきやお人形さんごっこはおろか、お昼寝やお菓子もいらない、というような、幼稚園児らしからぬ幼稚園児だった。
 
生きていきために最小限の労力で過ごす
。無駄なことはしない。
あくまで日和見主義。

そんなふうなモットーを掲げ始めたのは、小学校高学年のとき。
あたしは、そんな自分を最高に賢いと思っていたし、このまま生きて行けば、きっと幸せになれる、そう思っていた。