水色べんとう

「でも、うちのクラス格好良い人多かったよね」
 
さくらは言った。

「え、そう?あたしはそうとも思わなかったけど……」

「えー。空はきっと理想が高すぎるんだよ」

「そうかなあ」

「うん、そうだよ」

「あ、そういえば、交差点の近くのお弁当屋さんの店長、格好良いらしいよ」

「そういう情報は早いんだね」
 
さくらは吹き出すようにして笑った。