誰かが教室に入ってきた
気付かれる前に急いで涙を拭い、カバンを持ち教室から立ち去った。
帰りながらずっと考えていた
荻野くん……が
……夏井と
……友……達
彼女とはこれ以上関わりたくない
それなら
もう彼の事を考えるのはやめよう
熱なら冷まさきゃ
まだ、何も始まっていないんだし
平穏な毎日に戻るだけなんだから
そう心に決め、心を閉ざす準備をしていた。
だけど…
この気持ちを知ってか知らずか
彼は
そうはさせてはくれない様だ
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…