けれど、週に一回は部室に足を運んでしまう

 5限が体育の時、着替えるという口実をつけて


 打ち合わせがあるわけでもないし、約束もしてない

 なんとなく先輩と居た場所の余韻に浸りたい

 唯、それだけ

 そんな心の内を知る人が居るわけもなく

 一人満足している私


 ― そんなある日

 一人部室で昼食をとっている時扉が開いた

 昼休みに部室の扉が開くのは珍しい事ではない

 けれどその先には