時計台の眠り姫

すごい美少女だった。
少女は分厚い文庫本を手にし、窓際
のイスに座っていた。
彼女を一目見た瞬間、顔がかぁ~っ
てなるのがわかった。

うん。一目惚れってやつ。

「リリー、紹介するよ。お前と同い年
 のランだ。」
おじいさんは満面の笑みで言った。
「よっ、よろしく!」
彼女はリリーというらしい。
「…リリーです。ラン…よろしく。」
リリーは恥ずかしそうに僕に言った。
「はっはっは、リリーは相変わらず
 恥ずかしがり屋だなぁ。」
おじいさんはずっと笑ってる。

その時、
「____すいませーん。」