「さ~、あと2つ!!」

緑涼が椿の後ろでそういっている。椿も部屋に入って探すと、パソコンのキーボードの上に小物が置いてあった。

「これだ!きれ~い!」
「正解!俺から。」

蓮流は、にこっと笑いながら椿のところに行き、椿の髪をまとめるとかんざしを髪に挿す。

「ね、みんな!似合ってるでしょ?」
「んだ♪椿にぴったりだべ!」
「ね~見えないよ!」

椿のその声に、蓮流は鏡のケースをはずすと、椿に渡す。
鏡の中で椿の花が揺れていた・・・。

「すご~い!きれい!」

「俺からのお返し(笑)」

蓮流はそういうと、さらに・・・



「最後のひとつは窓の近く(笑)」



と耳元でささやいた。