(1・1 PM3:40)

「やっと・・・出来たべ(疲)」

リビングの机の上に、大きな木箱が5つ積みあがっていた。中には、いろいろな味の大福と和菓子類が詰まっていた。

「こっちも出来たぞ!」

風燕と火燐がキッチンから大きななべと箱を持ってきた。鍋の中身は、ぜんざい。箱の中身は白玉だった。

「これも配るんですか?」
「配るよ。向こうは結構寒いからみんな飲んでいくんだよな~・・・」
「俺たちの分が毎年無くなったりするんだべ。」
「で、今年かちょっと多めに作って、別の鍋に入れてるんだな(笑)」
「んだ♪帰りの車の中で飲むんだべや!」



椿はみんなの話を聞くだけでわくわくする。お正月の森でいったい何が起こるのかを・・・。