「あっ、黒いサンタクロースですね。」

「何だよ・・・黒いサンタクロースって。」

「さっきのサンタクロースとは正反対の仕事してる人です。悪い子どもにお仕置きをしたりする人です。」


「不法侵入する上に、子どもをシバキまわすのかよ、このおっさん・・・・(怖)」



さらに怯えだす風燕。それを横目に飴をなめ続ける火燐は椿にこう聞く。


「椿ちゃんもあったべか?」

「ううん。・・・お父さんだった。」

「正嗣が・・・サンタなのか?」


椿は笑いながらこう答えた。