(風燕の部屋)

「・・・う・・・うん・・・眩しいべ・・・」


火燐は、静かに目を覚ました。

彼は、周囲の部屋を見渡すと、そこが風燕の部屋だとすぐに気付く。



「僕の部屋・・・壊れちゃったの・・・忘れてたべ・・・あっ!」


火燐は、ベットから飛び起き、壁をつたってドアに向かうその時だった。
廊下が騒がしく、緑涼と風燕の争う声が耳に入ってきた。




火燐の中で嫌な予感がした・・・