その時、風燕の視界にあるものが入ってきた。



「火燐・・・。」

「何だべ?」



「お前の足元に・・・生えてるやつ・・・舞茸かもしれねぇ。」






「「「「「え?」」」」」



火燐は、下を向くと木の割れ目に大きなきのこをおもむろに引っこ抜いた・・・。


そしてそのままそのきのこの香りを確かめる・・・。