(8・15 PM16:25)

「じゃ、そろそろ帰るぞ!」

正嗣のその言葉でみんなは片づけを始める。そのころから、椿の顔が少しずつ暗くなっていくように緑涼と蓮流は感じていた。


駐車場に向うまでの道
椿は、パラソルを抱えながらみんなの後ろをとぼとぼと歩く。

「椿・・・。」

禮漸は椿の背中をぽんと叩いて呼びかける。

「禮漸さん。」

「また変な奴がついてきたらどうすんの?」


そういいながら、椿の手を握り正嗣達のところへ駆けていく。



「最後まで諦めんな。」


そういいながら・・・