「俺、ちょっと行ってきます。」

そういうと、禮漸は何か焦るように椿達のところへ向おうとしていた。


「禮漸、どしたべ?」
「いや、あそこ・・・なんか椿達を狙ってるように感じて・・・。」


すると、海で遊んでいる椿達をじっと見つめている男たちがいる。禮漸によるとさっきからずっとあの状態らしい。

「おらも行くわ。」
「俺も行く。」
「正嗣はここにいたほうがいいべや。」
「娘の危機を見逃す親はいないだろ、緑涼(怒)」
「そうだべな。」
「美佐子。」
「何?」
「変な奴が来てもついていかないように。あと、やばいと思ったら思いっきり大声で叫ぶこと。わかった。」

「うん。」

そういうと緑涼たちは海のほうへと向かっていった・・・。