(8・13 AM4:19)


「懐かしい。」

「本当だね!やっと帰ってきたって感じがするわ、この景色見ると。」


正嗣達は、数時間の列車のたびを終えて、裏山のあの祠の前に立っていた。

その山から見ることが出来る懐かしい光景に、彼らは少し眼を潤ませながら景色を楽しんでいる。

「ここからお家まで歩きますか。」
「えぇ。もう10年か・・・」

数分後、彼らは、なつかしの我が家へと向うために下山していった。