「とにかく、これは家に帰ってからどうするか決めよう!」 禮漸は、そういうと商品を紙袋に戻して、 ほかの紙袋と一緒に冷蔵庫に入れた。 それと入れ替わりに、百合歌の作ったケーキを出してきた。 「どれ食べる?」 禮漸がそういうと、椿と火燐と蓮流と風燕は一斉に好きなケーキを指差した。 「よかった、みんなバラバラで。」 そういいながら禮漸は、クッキーとシフォンケーキをお皿に乗せると緑涼の居る運転席へと向っていった。