並び続けて数時間・・・ 「大変お待たせしたしました。書類の提出をお願いします。」 椿達の順番が回ってきた。巫女服を着た雪女が椿達の書類に目を通す。 「今回、人間の方がいらっしゃいますね・・・。」 巫女の女性が、少し困惑した表情をしている。その顔を見て緑涼がイライラし始めた。 「何かだめなことでもあるんですか(怒)」 緑涼のイライラが頂点に達していたが、場所が場所だった為、冷静に対応しようと必死だった。 その顔を見て、雪女は怯えながら話し始める。