(7・26 PM11:52)

椿は玄関にキャリーバックを運んでいた。少し大きめの荷物に玄関にいた蓮流と禮漸は驚きを隠せなかった。



「「これ、何は入ってるの?」」



彼らが同時に同じ言葉を発するくらいの荷物。そんな彼らの荷物はというと、皮のバックやボストンバック一つだけ。そのことに椿は驚いていた・・・。

「椿に持つ重そうだべな。何は入ってるべ?」


緑涼も椿の荷物を見るなりそういった。


「服と下着と化粧品とか・・・いろいろです♪」


椿はそう答える。

「そっか、男と違って女子は化粧も必要だべな。そりゃ荷物も重くて大変だべ。」

「は・・・はい・・・。」

そんな話をしているうちに、風燕が戻ってきた。


「早く車乗り込め。もう道、込んでるらしいぞ!!120kmだって!!」


それを聞いた緑涼は焦ってみんながいるか確認し始めた。

「お前らみんないるか?」
「火燐がいねぇわ。」

「あいつ・・・(怒)」

「と、とにかく私、火燐さんの部屋いってきます!!」

椿はそういうと、急いで火燐の部屋に向った・・・。