「でも、椿って冬に咲く花ですよ。今の時期は・・・。」

椿は、思わず口にしてしまった。しかし、空我は笑いながらこう話す。


「うちの花は、季節関係なしです。年中、様々な花が咲くように専用の土地で花を育ててるんで大丈夫だよ。」


「そうなんですか!すごい!じゃ、どの花でも大丈夫なんですね。」
「はい。どの花でも承りますよ。お嬢さん。」


空我のその言葉に安心し椿は、赤と白の椿を手に取った。



「あの、黄色の浴衣の時にこの椿を飾るってどうですか?」
「それいいべ!!かわいい!あとこれに、リボンとかも一緒に飾るとかどう?」
「それいいじゃん!はい!一つ決定!!」

火燐と風燕の判断で黄色の浴衣の飾りが決定。


次は青の浴衣の飾りに・・・