「俺は別に何もしてねーよ。」 「ううん。隼人があのとき、あたしに演技指導してくれなかったら、あたし、絶対この夢諦めてた。でも、隼人が演技指導してくれたから、ここまで来れたし、自分の夢も叶った。本当にありがとう。」 「じゃあ、お礼ちょうだい。」 「お礼?」