こんなの、初めてだ。 ...好きなのか、だが今見ただけの女だぞ。 「晋吾、どうかしたか」 「...いや、」 考えないようにするか 「ここじゃ何ですし、おじさんのお店に入りませんか?」 「...はい」 二人で立ち、歩こうとしたが 「あ、何かご用ですか?」 俺たちに気づき、尋ねてきた。 「いや、すげえなって。あと男たちは?」 直哉が聞くと、 「あぁ、話が終わって出てくる頃には居なくなってるから大丈夫です。」 微笑んだ。