「ワシと十六夜は少なくとも百鬼夜行の中では別格じゃねぇ。百鬼夜行は仲間じゃなくて」 家族だからな とその言葉がやけに胸に響いた 「家族?」 「おぅ、盃かわしたやつはどんなはみ出しものでも、血が繋がっていなくとも家族じゃ」 すごく優しい顔をして俯きながら笑った 「っ!」 「おい」 ......天堂さんの笑顔にドキッとした優希を晴樹がぴしゃり。 嫉妬か...... 確かにあの笑顔は誰でも見惚れるよ ほんとに想ってる。そんな優しさが滲み出た笑顔だった