俺様の運命の女神

「もう終わるか？」

「あぁ、今片付けてるところ」


俺は彬を待ちながらさっきのやり取りを思い出していた。

俺に過剰な反応は無かったが、意外と普通の女だったな。


「何かあったのか？ニヤニヤして」

「ぁあ？ニヤニヤって…」


はっ！？

俺はあの女の事を思い出して、ニヤニヤしてたのか？

そんなはずは……


「その様子じゃ、今日もいたんだな？」

「あぁ。結構話した」

「ほ～ぉ、それは楽しみだな。帰りに聞かせろよ？」

「あぁ」


帰りに彬が話にくいついて来たのは言うまでもない。