「今日、全校集会を開いて貰う」 「……そこで、話す……訳だな?」 「あぁ」 「風果さんには?……もう話したのか?」 「俺の胸の内は話してある。返事はまだだけど…」 「そうか」 親父はテーブルの上の珈琲に口を付け、 「決心が固いようだな」 「あぁ。彼女を守るには他に手が無い」 「彼女の方はどうする気だ?久世と岩井さんにお願いするか?」 「……出来れば」 「ん、分かった。久世には父さんから話そう」 「お父さん、何がどうなってるの?」 母さんが困惑の表情を浮かべている。 すると、