「おいっ!!コレお前のか!?」 女は驚きながらも… 「あっ、はい。起こしてしまいましたか?すみません」 女は軽く頭を下げた。 「おい、お前…今さっき、俺の顔を触っただろ!?」 「えっ!?そう…ですね。窓が開けっ放しだったので、風邪を引くんじゃないかと思って。顔が冷たかったので、私のひざ掛けを掛けたのですが…」 「触ったよな?触ったんだろ!?」 俺は声を荒げて問い詰める。 「触りましたが…それが何か?」 女は怪訝そうな顔で首を傾げている。