「再来週、中間テストがあるでしょ?」 「あっ、それいい!!」 「……何がだ?」 「もう!!諒くん鈍すぎ!!」 「はぁ?」 やっぱり、美冬の言葉にはカチンと来る。 彬が“まぁまぁ”って肩を叩くから、 この俺様が必死で我慢してやるんだ!! そのいい案とやらを聞いてやろうじゃねぇの!! っつうか、いい案じゃ無かったらボコるぞ!? 俺が険しい表情でいると、彬が口を開いた。