付き合って1年目、彼氏は浮気男



「…俺だってずっと好きだった…!!!」




――――――


…………え…………?



あまりに唐突だったからか、言葉を理解するのに時間が掛かった。


遅い瞬きを繰り返し、怖いくらいに静まり返った空間に考えを巡らせる。


軽く目眩がするぼどに必死に考えてみるも、正しい答えが浮かばない。


「……冗談でしょ?」


「冗談じゃない!本当にお前が好きなんだ!
今まで一度も言ったこと無いけど、ずっと想ってた。お前だけが好きだった。

信じてもらえないかもしれない。けど、お前がどんなに俺と別れたいと思ってても、俺はお前と一緒に居たい」



陽雄はそう言って、あたしを引き寄せた。


初めて感じる、陽雄の腕の温もり。


頭の中はグチャグチャで、どうしようもないのに。


高鳴ってしまうこの胸が、陽雄をどれだけ好きか物語っている。