息…してない……? 119番を押して、その後何を言ったか憶えてない。 でも、はっきりみたのは。 救護の人が、汗だくになりながら心臓マッサージをしていたこと。 俺は横にいて、ただ手を握ることしかできなかった。 「姉ちゃん死んじゃうの?」 「バーカ…っ、死ぬわけねぇだろ…」 さすがに、これ以上は、安心させれる言葉をかけれない。