教室にいたあたしたちは、ついに二人だけになった。 そろそろ夕飯のおかず買いに行かなきゃ…。 と、思ったそのとき。 廊下を、静かに通り過ぎた、神澤さんを見た。 立ち止まったあたし。 でも、神澤さんは気にせず歩いていた。