「ねぇー…さくらってばー」

「…………」

「さくらってばっ!!」

「何ですか、悠紀さん」

嘆息をついて耳にしていたヘッドホンをずらした

「近々、パーティーが有るんだけど来てくれない?」

「嫌です」

「そんなはっきり言わなくてもっ!!」

ふてくされた顔でクッションに顔を埋める悠紀を見て俺は再度溜め息をついた


「俺の方も仕事が忙しいんです」

「分かってるけど……嫌なんだもの…」

「はぁ…何がですか?」