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-数日後-


「………悠紀さんっ!!好き嫌いしないのっ!!」

「…だって美味しくないし。人参」


「悠紀さん……」

溜め息を零し、静かに人参をとった



「今回だけだからね」

「………うん」

ぶすっとした顔で悠紀はハンバーグにフォークを刺した



「……で、今日は何がしたい?」

皿を片付けながら悠紀さんに聞く


「んー…桜は何処行きたい?」

ピタリと皿を洗う手が止める



「………ちょっと付き合って貰っていい?」