**************** 現在 「桜、煙草」 「…ん?あっつっ!?」 手元まできていた煙草を灰皿に押しつける 「…考え事か?」 「思い出してた」 「…そうか」 「じゃあ俺帰るわ」 代金をカウンターに置いて、地上に出る 「………帰らなきゃだな」 悠紀が居るあの家に 「………」 ちらつく捺穂さんの笑顔を残して 俺は歩き始めた