「…っ…俺そんなんじゃ無いです」 「……謙遜も良いけどあなたの周りに集まった人は一回は行き場を無くしてるのよ」 「えっ?」 「気づいて無かったでしょうけど あたし、桜くんの学校の保険医よ?」 クスリと捺穂さんは笑った 顔に熱が集まる 「……わかんなかったっ」 「喧嘩も良いけど、保健室送りを増やさないでね」 ポケットに入れられたのは絆創膏 「御守り」 「?」 「怪我しないように」