************** -5年前- ある一角の路地裏で俺はおっさんと出会った 「坊主、此処で何やってんだ」 「帰る家がねぇから此処にいる」 「……来い」 「っ!?………おいっ!?なんだよっ!?離せってっ!?」 グイグイと俺の腕を掴んで歩くこのおっさんこそが茶芽さん こん時は普通のサラリーマンだった 突然連れてこられたのは小さなアパート 「ほれっ。風呂入れ」 「はぁ!?」 「汚ねんだよ。おまえ」 タオルと未使用の下着、少し大きなTシャツ 何なんだ、このおっさん コレが最初の印象