我に返り苦笑いを零しながら鍵をあけ そっと悠紀を持ち上げ家の中に入れる 多分起きねぇだろ 起こさないようにベッドに寝かせる 「………おやすみ…」 さらりと額を撫で布団を掛けリビングへ向かった 「……心臓もたねぇ…」 きっと赤いであろう顔を覆ってソファーに寝転べば 睡魔はゆっくりと襲いかかってきた