「あ?何だよ?」 「人がチラチラ見てるんです」 「そりゃ荒れてる奴がいたら見るだろ」 「……………はぁ…」 相変わらず分かってないなぁ…みたいな顔で見下ろされる 「…………なんか腹立つ」 口を尖らせ睨みつけると拗ねないで下さい、と肩をたたかれた 「なんなら……みんなで飲みません?」 「みんなって……周たち?」 こくんと頷き微笑を浮かべる姿はわんこそっくりで 「しょうがねぇな……いつものバー行くぞ。多分紅がいるだろ」 「分かりました。赤目達にも連絡します」