足取りは重い 悠紀のスケジュールなんて此処最近確認していなかった 「はぁー…いんのかなぁ…」 見慣れた道、見慣れた門 ポケットに入れた鍵を取り出して差し込んで回した ガチャン…… 「いないのか…」 別に契約上泊まらないといけない理由は無い 家から通ってもいいわけだ 「……作り置きにするか」 悠紀のスケジュールをコピーして、料理に取り掛かった