廊下を歩いていると見知った声が響いてきた


「桜木をだしなさいっ!!」

「お客様落ち着いて下さいっ」

受付嬢のあたふたしている声まで廊下まで響く

「…………どうかしました?」

「桜木さんっ!?こちらのお客様が…」

「はい。私に何か…?」

「何かじゃないわっ!この馬鹿弟っ!!」

「い゙っ゙!?」

バキッと首の骨が音を鳴るかのような力で殴られた

「………いてて……」


「あんたっ!!ゆきちゃん泣かせたでしょっ!!」

「はぁっ!?……何で海浬がきれんだよっ!?」

つか、泣いたっ!?あいつがっ!?

「…あんたがそんなに鈍感だったとは……」