一応見えやすい位置に移動して悠紀を盗み見した



俺頑張ったよな……
誤魔化すのすっげぇ苦労したし…


「わぁー…。桜、きれいっ!!
ねっ!ねっ!凄い綺麗っ!!」

空に咲く花を見て悠紀は落ち着き無く俺に話しかける
子供のような純粋な笑顔
俺の決意を崩していく




「悠紀……」

「な…………」


真っ黒は白に惹かれる

大好き……好き………


想いは溢れてくる

「………ごめん…」